眩しくて楽しい思い出

夏の思い出とは大抵楽しいものばかりだ。私にしてもこの夏アレルギーで悩まされたことを肝に銘じて食事や生活を気をつける毎日だけど、それを除けばまるで魔法が掛かったみたいに眩しくて楽しい思い出ばかり。夏休み前に新しい人と知り合ったこと、週末の夜に山の友人と村祭りにつるんで出かけたこと、ウィーンという新しい発見があったこと、ブダペストで友人知人と毎日楽しく過ごしたこと、友人の家の近所に住む大きな猫と1年振りに会えたこと、猫が私を覚えていてにゃーにゃーと嬉しそうな声ををだして駆け寄ってきてくれたこと。旅行から帰ってたところで、友人が私を訪ねてきてくれたこと。閑散としたボローニャを案内しながら色んな話をしたこと、昼食にトラットリアに立ち寄ってポルチーニのパスタを食べたこと。あれからもう1ヶ月以上が経ってしまったのだ。そう思うとちょっと寂しいような気がするのは私の昔からの癖である。先日、ボローニャの旧市街を歩いていたとき思い出した。確かここを友人と一緒に歩いたはずだ。友人は昔、プロ野球の選手か歴史の先生になりたかったのだそうだ。実際はどちらにもならなかったけど歴史への関心は薄れることは無いらしく、歩きながら時々建物や道、ボローニャが赤のボローニャと呼ばれる由来などを説明する私の声に耳を傾けては、時々うんうんと頷きながら成る程などと呟いていた。そういえば友人はポルチーニ茸のソースを絡めたパスタがとても香り高くて美味しいと言って驚いていたっけ。そんなことを歩きながら思い出していたら翌日友人からメッセージが届いた。ポルチーニのパスタの良い香りが忘れられません、と。友人は余程それが気に入ったらしい。それから夏を思い出しているのはどうやら私ひとりではないらしい。やはり夏の思い出は眩しくて楽しいのだ。

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