朝の歓び、夕暮れ時の感謝

朝、目を覚ました時に雨音が聞えないのが良い。朝、窓の外を覘いて雨が降っていないと知るのが嬉しい。丘の通勤ロードを走り抜けるときに麦畑が青々と光り輝いているのを確認すると、やはり5月なのだと実感する。知らないうちに麦の背丈が伸びて、夏が近いことを私達に知らせてくれる。朝のそんな風景を見るのは私の大きな歓びだ。今日もまた、新しい朝を迎えることが出来て良かった、と思う。一日の仕事を終えて夕方の街を歩く。ボローニャ旧市街はそれほど大きくないから、学生が居る今の季節は何処へ行っても人が一杯。学生の街とは言わないけれど、学生が本当に沢山居る。人混みを好まない私だけど、賑やかなのは悪くない。特に彼らを見るのは気持ちが良い。若くてすべてが可能に見える。私が一昔に通過した世代の人達。私もあんな風だったのだろうか。人の波から少し離れて誰も居ない裏通りを歩く。空はまだ明るいけれど、一日の疲れを感じているのが夕暮れ時である証拠だ。夕暮れ時になると思う。今日も良い一日だった。勿論良いことばかりでないにしろ、疲れたと言いながらもこんな風に自分の足で歩いていること、喉が渇いたと言ってレモンソーダを飲みながら偶然隣り合わせになった人達と他愛ないお喋りが出来ること、探せばきりなく出てくる小さな良いことに私は感謝せずに居られない。そしてそれらの小さなことに感謝できる限りは、私は自分らしく居られると思う。やっと晴れたボローニャの空。明日もきっと良い日になるだろう。

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コメント

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2010/05/22 (Sat) 06:27 | # | | 編集
No title

鍵コメさん、私もまだ小さな可能性を信じてますが、あの頃に比べると色んなことに拘束されているようです。何も考えずに夢や希望に突っ走るようなことは、もう出来ません。

2010/05/22 (Sat) 16:08 | yspringmind #79D/WHSg | URL | 編集
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2010/05/23 (Sun) 03:55 | # | | 編集
No title

鍵コメさん、同感です。思い通りにいかなかったりしますが、小さな望みは捨てたくないですね。

2010/05/23 (Sun) 22:58 | yspringmind #79D/WHSg | URL | 編集

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