さようなら、ブダペスト

交通機関が発達しているブダペストは例えて言えばミラノのような町だ。メトロが巡り幾つものトラムが走っている。それ以外のところはバスがくまなく巡っていて、本当に便利極まりない。初めてこの町を訪れた時90フォリントだったチケットは、訪れる度に値上がりされて今では300フォリントだボローニャの60分以内ならば乗り換え可能のバスチケットではない。一度降りて次に乗り換えるときには、また新しいのに刻印を打ち込まなくてはいけない。たった一区間しか乗らない時などはチケットを使うのを惜しく思うものだ。が、ただ乗りしようものならば直ぐに検察に引っかかって罰金ものだ。近頃ボローニャも検察が頻繁に行われているが、ブダペストの頻度には到底叶わない。一般市民のような感じで乗り込んで、あっという間にただ乗りした人をキャッチする。だから私はいつもパスを購入するのだ。そうすればチケットを倹約する心理と戦う必要もないし、乗り降りが自由に出来るからだ。購入時に高いと感じるそれも、滞在を終える頃にはとっくに元が取れていて、やはり購入してよかった、と思うのだ。そのパスを今回は敢えて買わなかった。バスのチケットにしても。少しでも沢山歩きたいと思ってのことである。そうして歩いてみると、何度も訪れているのに初めて歩く道が何と沢山あったことか。勿論それらはまだまだ沢山ある中の一握りに過ぎない。バスやトラムが通らないそれらの道を少し涼しくなってきた夕方にぶらぶら歩きした。一体いつから在るのか、店の入り口の横に掲げられた古臭い看板。何度も塗りなおしたであろう古い建物の入り口。それから幾つもの緑色に塗られた窓枠を見た。この町には様々な緑色が点在している。そういえばハンガリーの国旗に緑色があるけれど、それと何か関係があるのかもしれない。夕暮れの町を歩きながら、次はいったい何時この町を訪れることになるだろうと考えた。来年だろうか、それとも再来年だろうか。それとももっと先だろうか。何年経ってもブダペストらしさを失わないで居て欲しい。ブダペスト、また会う日まで。

コメント

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今晩は。ブダペストはミラノのようですか。23日にミラノから帰ってきました。初めてのミラノは非常に大きく、大きな街の中に人が住んでいる(当たり前ですが)感じで、人は街の付属物のようでした(ミラノの皆さんすみません)。ボローニャはまだまだ人が主役の街のような気がします。もちろん、ミラノにもよいところが沢山あるのでしょう。そうでなければ人は集まらないでしょうから。でも、ミラノって、どこまで行っても街なのですね。

2009/08/22 (Sat) 19:15 | Via Valdossola #79D/WHSg | URL | 編集
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Via Valdossolaさん、こんばんは。ミラノはボローニャに慣れてしまった私にはとても大きくて手に負えません。ブダペストは丁度そんな感じです。まさに何処まで行ってもブダペスト・・・そんな感じです。ブダペストやミラノに比べるとボローニャは生活の町という印象があります。そんな感じが私には丁度いいのかもしれません。そんな大きなミラノは私向きではありませんが、やっぱりミラノが一番!と思っている人も沢山居ますからミラノにも美点があるのでしょうね。

2009/08/23 (Sun) 22:53 | yspringmind #79D/WHSg | URL | 編集

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