秋色

来る日も来る日も風が吹き、雨が降った。ボローニャの秋は急激に深まり、樹々の葉は風雨に捥ぎ取られるようにして地面に落ちた。テラスの隅っこに見つけた雨に濡れたプラタナスの落ち葉が色鮮やかなのだけが救いだった。それすらなかったらあまりにも寂しい風景だった。雨をたっぷり含んだ大地が黒く光っている。遠い向こうの丘に広がっている、既に収穫を終えた葡萄畑はこの久しぶりの雨を喜んでいるのだろうか。それともこれからやってくる寒い冬を思っては、何処かの誰かと同じように肩を大きく揺らして溜息などついているのだろうか。今日は土曜日、しかし祝日と重なった土曜日だ。何時もの土曜日の賑わいはない。皆何処か遠くへ足を運んでいるのか、妙に静かで有難いようで寂しいようで、我ながらどちらかに決めてくれという心境だ。有難い方にしておこうか。こんな日はあれこれ考えるのはよそう。日当たりの良い場所に気に入りの椅子を置いて本でも読むことにしようか。

コメント

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扁桃腺の腫れは大丈夫ですか? 無理しないでくださいね。
LAも、珍しく雨模様。 久し振りだと雨も気持ちいいんですけどね。

お大事に!

2008/11/02 (Sun) 04:58 | ako_bishoku #79D/WHSg | URL | 編集
No title

akoさん、もう大丈夫、明日から普通の生活に戻れそうですよ。扁桃腺は生涯の悪友なので上手く付き合っていかなくてはいけません。LAも雨模様?珍しいですね。でも久しぶりの雨は恵みの雨ですよね。こちら北イタリアは月曜日も火曜日も雨の予報です。がっくり。

2008/11/02 (Sun) 22:56 | yspringmind #79D/WHSg | URL | 編集

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