旧市街へ

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冬期休暇まで残り2週間ともなれば気合が入るもので、苦手な月曜日もなんのその。という自分を都合のよい性格だと思うのは毎年のことだ。午後に頭痛が始まりどうなることかと案じたものの、どうにかなるものである。帰る頃には頭痛はおさまり、従ってバスに乗って旧市街へ行った。クリスマスカードを持って郵便局へ。簡単には済まないと予想していたが、しかし30分も待つことになろうとは思いもよらなかった。其れもこれも昔のように煙草屋さんで郵便切手を買うことが出来なくなったからだ。郵便物を送る人が少ないことが生み出した現実、と私は呼ぶ。郵便局を出ると目の前にはフランス市場が。当然素通りなど出来る筈がなく、温かいワインを購入して、ちびちびやりながら観て回った。チーズの屋台で見つけたのは、刻んだ山栗が入っているチーズ。胡桃が入っているチーズは見たことがあるが、山栗は初めてだった。見ればかなりの高額がつけられていて、店の人に声を掛けようとしたのに言葉を引っ込めてしまった。トリュフ入りのペコリーノチーズの倍ほどの値段がするのは何故だろう。何か理由があるに違いない。それは食べてみなければ分からないのかもしれない。などと、独りでぐるぐる考えながら結局買わずに帰りのバスに乗ってしまった。まだ2週間ある。もう少し考えてもよいだろう。

それにしたってボローニャの街は光の海。車窓の外の光の流線を眺めながら思う。幸せな風景。そして美しいものを美しいと思える私も幸せ者だ。其れに気付いた喜びを、誰かと分かち合いたいと思う。




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