俄か雨

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9月生まれのうちの猫は今年4歳。4歳の割には小さい。それは、うちに来て直ぐに連れて行った獣医に、この猫はあまり大きくならないだろうと言われた通りのことだ。大きくならない理由は決してそうした種類の猫ということではなくて、沢山の兄弟姉妹の一番最後くらいに生まれた猫という意味らしかった。成程、と妙に納得したものだ。身体の作りが小さい猫。それがうちの猫。淋しがり屋でいつも誰かにくっついていたい猫だ。

雨が降る、俄か雨が降ると囁かれていた週末。しかし遂に一度も降らなかった。だから月曜日に雨が降ると言われて、ふふん、降るものか、と思っていた。しかし夕方になると向こうの空が黒くなり、いつ降りだしてもおかしくなかった。旧市街に立ち寄りたいのを我慢して急ぎ足で家に帰って来たのはそういう訳だ。ところが降らなかった。何だ、やっぱり降らない。そう呟いて磨いた靴をテラスに並べて空気に当てていたところ、降りだしたのだ、まるで私が靴をテラスに並べるのを待っていたかのようにして降りだした、雨。そんなもんである。降るかと思えば降らず、降らぬと思って何かをすれば雨が降る。雨に限らず、こういうことは日常生活の中にも沢山ある。と、さらりと流す私を空の上から意地悪をした誰かが眺めていたら、きっと悔しがるだろう。最近学んだことがある。日常生活の中であることの対処の仕方。何かが起きた時、同じ土俵に上がらないこと。どんな時もさらりと流したらいい。真正面から怒らない方がいい。性悪な誰かは私が怒って同じ土俵に上がって対決するのを心待ちにしているからだ。その手には乗るまい。乗らなかったら、私の一本勝ち。うまく言えないけれど、これはとても大切なことだと思っている。

ああ、眠い。今夜は眠い。さっさと寝てしまうことにしよう。




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Comment

すぷーん

そう そう 「怒りは運を破る」と言われ 
私も忘れないようにしています  笑

きょうの印象的な写真にでーんと鎮座する
古い壁に際立つ色彩と男が3人。 これはポスターなのでしょうか? 
ワインのかしら、建築のかしらと想像を楽しんでいます 
  • URL
  • 2018/09/18 13:51
  • Edit

高兄

yspringmindさん、こんにちは

なるほど

正面から受けずに、さらりと流す

ある種、極意

本当に、聡明な方だなぁ^^

yspringmind

すぷーんさん、こんにちは。「怒りは運を破る」ですか。成程。この言葉は知りませんでした。ありがとう。時々思いだしてみたいです。さて、写真ですが、これは今は亡きイタリアの有名な指揮者が関係していることらしいのですが、いまいちよくわかりません。ただ、色合いが明るくて楽しそうで、私は大変気に入っています。古い壁だからこそ際立つ色彩ですね。

  • URL
  • 2018/09/21 21:53

yspringmind

高兄さん、こんにちは。私は聡明なのではなく、単に面倒臭いことが嫌いなのだと思います。こういうことで生きるのが大変楽になります。その点からいえば、私はやはり聡明ではなく、単なる怠け者なのかもしれませんよ。
  • URL
  • 2018/09/21 21:55

高兄

yspringmindさん、再び、こんにちは


>こういうことで生きるのが大変楽になります

いやいや、

こういう緩急を付けると云うか

肩の力を抜くと云うのが、人間、難しいんですよ


特に、都市部に住み

多くの人間の中で暮らす人は^^;


今昔、「浮世は辛し」と云いますが

現在の、浮世

ほんとに、辛いっす^^;

yspringmind

高兄さん、確かに肩の力を抜くのは簡単なようで難しいことですね。だからそういうことに気付くことが出来たのは、幸運だったかもしれません。私達の多くは人間関係抜きには成り立たぬ生活をしています。
だからうまくやっていくのが大切。そのためには肩透かしさせるのがやはり一番かと。ふふふ。
  • URL
  • 2018/09/22 17:54

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