25℃

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爽やかな風が吹いている。25度とはこんなに素敵なのだ、と感嘆する。こんな素敵な気温の日がずっと続けばいいのに。大好きだったサンフランシスコがこんなだった。

バスに乗り込んで思いだした。今日から7月である。どうりで乗車券の刻印機が反応しないわけである。うっかりしていた。今月分の定期を購入するのを忘れていたのである。仕方がない、車内で乗車券を購入しようか、割高だけど、と財布を取り出してみたが、コインがひとつもない。乗車券の刻印機と販売機の前でおろおろしていると、とんとんと肩を叩かれた。振り返ってみたら座席に座った髪をきちんとセットして小奇麗な女性がいた。私が乗車したところから小銭がなくて困っているところを彼女はずっと観察していたらしい。一枚余計にあるのよ、と言って乗車券を一枚差し出した。いやいや、それでは申し訳ない。次の停留所で降りてタバコ屋さんで買うから。そう言って断ると、彼女はいいからいいからと言って私の手に乗車券をねじ込んで、検札員が乗り込んでこないうちに早く刻印を押してしまいなさいよと言った。私は礼を言って彼女の好意を受けることにした。時にはこんな良い人もいるものだ。今度困っている人が居たら、私も同じように助けてあげることにしよう。そうしているうちに彼女はバスを降りて、それと入れ違いに乗車券の検札員たちが乗り込んできた。危ういところで助けられたものだ、とバスを降りて歩道を歩いている彼女にもう一度感謝した。

旧市街へ行こうと思ったのは今日から夏のサルディが始まるからだ。実のところは様々な店が既に価格を下げているが、本当のサルディは今日が初日。見たいものがあって張り切って出てきたという訳だが、サルディもいいけれどまずはバスの定期券が先決だった。土曜日とあってバスの事務所は大混雑。私の前には40人もの人が居て、1時間も待たされた。私のようにうっかりしていた人が沢山いるのだろうか。兎に角1時間も無駄にしてしまっしたと、折角の土曜日に大きな溜息をついてしまった。
さて、目当ての店に行ってみた。ここは事前に値段を下げないので今日が初日。随分の込み具合だった。目当ての靴は存在したがサイズがなかった。そんなものである。ないものはないのである。それで次の目的地へ。ところがこちらでもついていなかった。不思議なもので気分は爽快。きっと神様が無駄遣いをしないようにと言っているのだろう。それとも神様が君にはもっと必要なものがあるじゃないかと言っているのかもしれない。

涼しい風が吹く旧市街を散歩した。歩いても歩いても額に汗が滲まないのはなんて素敵なんだろう。こんな日がずっと続けばよいと思うが、来週にはまた暑い日が帰ってくるらしい。夏だもの、当然と言えば当然。でも、どうぞ、お手柔らかに。




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