てんとう虫見つけた

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鳥の囀りを耳にするようになった。まだまだ朝晩は冷えるけど、そんな鳥の囀りを耳すると春が其処まで来ていることを感じる。もうすぐ、もうすぐだから。そんな風に歌っているようだ。まだ芽の出ぬ裸の木の枝につかまるようにして止まっている鳥はメルロだろうか。見た目はそれ程格好良くないけれど、声の美しさは飛び切りだ。
風邪を引いたのが長引いている。うっかりした、と言うのが私の感想で、こんなに気をつけていたのにと、己の不注意にがっくりしている。こういう時は様々なことが連鎖的に上手くいかないもので、例えば愛用しているパソコンが起動しなくなったり、恐ろしく高額の光熱費の請求書が届いたり、がっくりに輪がかかる。なかなか上手くいかないものだ、と猫に話しかけてみるも、何のことかさっぱり、とでも言うように大きな欠伸をして見せてくれる。そんな様子を見ていると、まあ、そのうち何とかなるさ、などと思えてくるのだから不思議なものだ。いや、もともとそんな暢気な性格なのかもしれない。心配したり落ち込んでも、どうしようもないことは沢山ある。そんなときは楽しい事を考えて鼻歌など歌っていればいい。そのうち運が向いてくる。そんな風に何時の頃からか思うようになった。

夕方、一通のメールが届いた。フランス屋からの誘いだ。時々こんな風にフランス屋から自動通知がある。通知してくれるように頼んだのはもう2年か3年前のことだ。トリュフのブリーチーズが入庫したとの知らせだった。此れは本当に美味しい代物で、あっという間に売切れてしまう。いつもなら、おおっ、と通知を貰ったその足で店に購入しに行くが、今日は何となく気が乗らない。食欲が無いと言うのはなんと淋しいことか、と風邪を恨む。それにしても、ボローニャ旧市街はどうしたことだろう。あちらもこちらもワインを振舞う店ばかりがオープンする。それ程ワイン人口が多いと言うことなのか、それとも不景気でレストランへ行く足が鈍っているけれど、ワインを飲みながら軽食ならば懐も痛まない、と言うことなのか。私が知る限り、近々新しい2軒がオープンする。夕方にぶらりと店に立ち寄って、立ち飲みワインを楽しむとするか。こんな私の小さな楽しみを、人は変わった趣味だというが、そうだろうか。こんな手頃な楽しみがあっても良い。

今晩、家の中で見つけた小さな春。橙色のてんとう虫。猫がうちに暮らすようになってから、てんとう虫が姿を消して淋しいなあと思っていたところだったので、宝物を見つけたような嬉しさだった。ほら、これがてんとう虫。いじめてはいけないよ。と猫に教えた。分かって貰えただろうか。どうかなあ。




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