ボローニャの生活とか人生とか

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無いものを数えるより、有るものを数えてみる。何時から私はそんな風になった。其れには小さなきっかけがあった。悪い点ばかりを見つめないで良い点を探し出してひとつふたつと指折り数えてごらんなさい。私がボローニャに暮らし始めて、しかしいつまで経っても軌道に乗れず、上手くいかなければいかない程、心が以前暮らしていたアメリカの町に向いていてどうしようもなかった頃、誰かが私にくれた言葉だ。あれは誰だったのだろう。私にとって良い友人と呼べる、数少ない友人の中のひとりだっただろうか。それとも通りすがりに等しい知人とも呼べないような人だったかもしれない。何にしろ、私はその言葉に救われたような気がした。そうだ、良い点を探してみよう。そして数えてみるのだ。そうして眺めてみるとボローニャの生活には案外良いことがあるもので、どうして今まで気が付かなかったのだろうと自分の盲目さに腹を立てたりしたものだ。そのうち心が落ち着くと、ボローニャからもう少し枠を広げて自分の人生について考えるようになった。

人間とは少しづつ学ぶのだ。いつか振り返った時に、自分を褒めてあげられれば良いと思う。でも、まだまだ。もう少し時間が掛かりそうだ。


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Comment

kimilon

あら 面白い。 こういう 木の骨組みの建築物もあるのですね。何故だか 石で出来た建物ばかりなのかと思っていました。それとも 昔は平屋だったのに 上の階をくっつけちゃったのでしょうか?それも床面積を大きくして。
写真をいつも興味深く拝見しています。
良い点を探し出してひとつふたつと指折り数えてみる 含蓄のある言葉ですね。指を折って数えることで ひとつ二つと 胸の中にその良いことが降りてくるような。わたしもさっそくやってみました。沢山のものを持っていました。
  • URL
  • 2015/03/19 09:56
  • Edit

つばめ

こんにちは、yspringmindさん。
私は、自分のわがままさにつかれました。
  • URL
  • 2015/03/19 13:49

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  • 2015/03/20 10:59

yspringmind

kimilonさん、こんばんは。こうした木組みの建築物がボローニャ旧市街に幾つかあります。昔から学生が多いこの町では、学生が少しでも多く寝泊まりできるようにと地上階よりも道にせり出した形にしたと聞いたことがあります。多分学生のみならず、少しでも広い家にするために、考え出された建築法と私は想像しています。
指を折って数えると、あら、不思議、こんなにあるのかと実感できるものですね。kimilonさん、沢山ありましたか。其れは感謝すべきことですね。
  • URL
  • 2015/03/21 20:06

yspringmind

つばめさん、こんばんは。
そんなことはありません。どの人も皆違うのですから。
  • URL
  • 2015/03/21 20:13

yspringmind

鍵コメさん、こんばんは。新しい土地に移ったばかりの頃は沢山の希望と不安と友人知人がいないことでとても難しいですね。多分沢山の人がぶつかる問題なのだと思います。そして大抵の人が乗り越えることが出来る問題なのだとも思います。私だけではない。あなただけでもない。新しい土地で新しいことに出会えることは素晴らしいことだと思います。私は、今は、そんな風に考えられるようになりました。頑張ってくださいね。
  • URL
  • 2015/03/21 20:18

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