ビタミンでも摂ってみようか

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夏季休暇まで残り5日間。世間の人達は一足先に休みに入っているらしく、車の量が少ない。同時にバスの本数もぐっと減って、不便極まりない。気長に待てばよいのだけど、何しろ急に暑くなったのでそうもいかない。私が利用するバスの停留所には日陰が無いからである。元気に乗り切るために、薬局でビタミン剤を購入した。最近はPIAZZA MAGGIOREに面した薬局が好きで、混み合っているにも拘らず敢えてそこに通っている。客が多い分、期限まで後僅かの薬を売りつけられることが無い、と言うのが理由である。此処が混んでいるのは多分立地が良いことと、年中無休であることと、昼の時間も開いていること、そして品数が多いことが理由に違いないが、中には私同様の人が居るに違いないのだ。ビタミン剤を飲むようになったのは、アメリカに暮らすようになってからだ。私の周囲には健康を大変気にする人たちが沢山いたから。いや、彼らが病気だったわけではない。如何に健康的に生活するかに大きなウェイトを置いていた人々、と言うのが正しいだろうか。私は最近食欲が無いので、そして食べ始めるとすぐに胸がつかえて食事が出来なくなってしまうので、気に掛かっているのだ。大好きなジェラートですら、大好きなワインですらそんな調子なので、やあ、困った、と言う具合だ。其れとビタミン剤がどう関係があるのかは別として、ちょっと健康に気をつけなくてはね、と思ったのである。

昨日の新聞を読む限り、この8月はボローニャ旧市街の店が全て閉まってしまうと言うようなことは無いらしい。昨夏は本当に砂漠状態だった。日本から戻って来て旧市街に出向いたところ、カフェをする場所を探すのが大変で参った。唯一開いていたのはVIA UGO BASSIのガンベリーニだったから、店は大変な混みようで店に足を踏み入れることもできなかった。そんな思い出がある。其れでこの夏は、昨年より16パーセントほど多くの店が開いているだろうとのこと。買い物するつもりはあまりないが、カフェが閉まっているのは残念すぎる。休憩する場所があるからこそ、散策が楽しいのである。特に何処にも行かずにボローニャに居残る私だから、此れは吉報と言って良かった。

帰りのバスで横に座った年齢不詳の女性。見方によっては40歳近くにも見えるが、案外20代かも知れない、と実の幅の広い印象を持った女性。私が驚いたのは彼女のそんな外見ではない。イヤホンで大きなヴォリュームの音楽を聴きながら、本を読んでいたことだった。本はイタリア語のペーパーバックで、どうやら小説か随筆らしかった。大きなヴォリュームの音楽と読書。私にはそんな器用なことは出来ない。私は流し読みをしない読み手なので、読むときは全神経を文字に注いで一文字一文字読むのである。彼女は、隣に座っている彼女は、一体どんな読み手なのだろうか。それにしても音楽の大きいこと。私にまでよく聞こえるくらいだから。色んな人が居るのだなあ、と思いながらバスの窓の外を眺めていたら目に飛び込んできたマグノリアの白い大きな花。あれは確か春咲く花だった筈だけど。それにしても生き生きと白い大きな花弁を開くマグノリアの見事なこと。元気のない私にマグノリアが、頑張れ、頑張れと語り掛けているように見えた。こんなに元気でなくてもいいから、確かにもう少し頑張らないと。折角の開放的な夏なのだから。


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