路地

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こんな酷い雨降りは久しぶりだった。それは1月の雨というより秋の雨によく似ていて、しかし雨の冷たさが冬の雨と教えてくれるのだ。雨降りは嫌い。傘を差して水溜りに気をつけながら雨の中を歩くのは特に嫌い。あれ程気を付けて歩いたのに足元が強かに濡れて、益々寒く感じた。暫くこんな天気が続くらしい。それも雪に比べれば、幸運と言ってよいに違いなかった。

先日、旧市街の路地を歩いていた。この辺りはよく知っている。しかし額縁工房が閉まってからは少し足が遠のきがちだ。一度も入ったことのなかった額縁工房。どうやら修復を主にしていたらしい。古い、味のある額縁が沢山並んでいた。修復のクラスも開いていたらしいが、ただの一度も参加することができぬうちに工房が閉まったことを私は残念に思った。だから、この界隈から足が遠のいてしまった。と、工房の横に並ぶ小さな店の小さなショーウィンドウに見つけた横顔がふたつならぶドレス。どんな人が買っていくのかだろう。ショートカットが良く似合う首と手足がすらりと長い若い女性を想像してみた。素足にシンプルな白いモカシンを合わせたらどうだろう。それにしてもこの路地は、小さな店が地道に商売を続けている。私の好きな工房は長い間の不景気を乗り越えることなく閉まったけれど、他の店には頑張ってほしいものだ。素敵な女性がこのドレスに目をつけてくれることを祈りながら、また路地を歩き出した。


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コメント

雨、早く止めばいいですね。もっと寒ければ雪になる雨なんですかね。
路地裏の額縁工房って、なんて夢の世界みたい。職人どこの気難しいのは避けたいけれど、教室もあるくらいだからそんな感じではなさそう。地道にされてたんでしょうね。閉じられたのは、本当に残念ですね。私もちっちゃなイタリア製の額縁持ってますが、ちっちゃくてもなんか感動するんですよね。はーっと、見ていてきれいだなーと思うんです。ワンピースの想像も楽しい!

2014/01/31 (Fri) 13:22 | つばめ #- | URL | 編集
まるで一枚の絵みたいなワンピース

素敵なワンピース、symmetry になっているんですね。見方をかえると中央に、細い壷が現れたりして面白い。
温かなオレンジ色の照明と、白い額のようなところにツタの葉が絡む感じといい、まるで一枚の絵のようです。

2014/02/01 (Sat) 06:30 | Naomin #- | URL | 編集
Re: タイトルなし

つばめさん、こんにちは。今日は雨が一旦止んで皆を喜ばせましたが、夕方にはまた雨が降って全くがっかりでした。でも、雪よりはずっと良いのですよ。
ボローニャにはこういった工房が色んな所に散らばっていてそれなりに需要があるのですが、このところの不景気で店をたたむところが多くなりました。残念です。これらの工房は私に言わせればイタリア文化の一部なので、文化を打ちなっていくような気がしてなりません。イタリア製の額縁。大切にしてくださいね。

2014/02/02 (Sun) 00:02 | yspringmind #- | URL | 編集
Re: まるで一枚の絵みたいなワンピース

Naominさん、こんにちは。そんなんです、このワンピース。左右対称なのですが、ひと目見た時は何かわからず、しばらく考え込んでしまいました。私は時々普通の人がすぐに分かるものが分からなくて、困るんですよ。
この店、なかなか面白いのです。手作りの店なのか何なのか、兎に角一点ものの店とみました。こんなところに店を開いて。しかしちゃんと常連客が居るようで一安心。

2014/02/02 (Sun) 00:12 | yspringmind #- | URL | 編集

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