素敵見つけた

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昨日の雨。何て冷たくて寂しい雨。そうだろうとは予想してたが一日中降り続け、ボローニャの人々の気持ちをすっかり湿っぽくさせた。アスファルトの水溜りを打ち付けるように降る雨をガラス窓から眺めながら、小さなため息をついた。何もこんな時期にそんな雨が降らなくたって、と言いながら。それというのもただ今ボローニャでは今年もチョコSHOWが催されていて、今では随分有名になったそれを楽しみにちている人たちが沢山いるからだ。水曜日の夕方に覘いてみたけれど、チョコレートの良い匂いが街中に漂っていて行き交う人たちの鼻を刺激していた。私はその後に人と会う約束をしていたから、本当に覘いただけだったけど。思うに今年の会場づくりは大変工夫されていて宜しい。年々そんな風にして沢山の人が楽しく見て回れるように改善されていくことだろう。イタリアだってそんな風に改善に努めることもあるのだ、と私はそれを嬉しく思った。一晩開けて土曜日。雨が止んでいた。路面はまだ濡れていたが、大切なのは降っていないことだ。まずは近所のクリーニング屋さんからの引き取り。雨が降っている日には出来ないことのひとつだ。それから家の中の片付け。平日には出来ないことのひとつだ。私の土曜日の午前中はそんな風に過ぎていき、すべてを無難にこなしてから雨が降らないうちにと家を出た。時計を見ると既に14時を回っていた。ああ、がっかり! しかし数時間でも家から脱出できたのは全く幸運だった。今日は一日中家で時間を費やすことになるかもしれないと、殆ど諦めていたのだから。

旧市街の賑わいは驚くばかりだった。人の波とはこういうものなのか。例えて言えば週末の銀座、それとも表参道。私は人混みが苦手なので裏道を探しながらの散策。それでもチョコレートのいい匂いに誘われてマッジョーレ広場にでてみるが、なに、人の分厚い壁でチョコレートが並ぶガラスケースを見ることすらできない。再び路地に入り込む。こちらのほうが私らしい。二軒並ぶ魚屋が昼過ぎに店を閉めるとこの辺りはすっかり静かで、角のサラミ屋の店内だけが賑わう。この店に不況の風は吹かない。いつも順番待ちだから、時間に余裕のある日と順番待ちする忍耐力を持ち合わせている日にしか立ち寄れない。そんな店の風景を横目で見ながら歩いていたら、見つけた。美味しそうなチョコレートとジュエリー。素敵な組み合わせに私が感嘆して写真を撮っていたら、次々と人が足を止めて、その素敵さを褒め湛えた。この店のセンスにはいつも脱帽しているが今日のは特別だね、と。そうだ、この店はほんとに素敵。難点は、いつも店が閉まっていること。中に入って店の人と話すことすらできない。いつかきっとと願いながらも。

それにしたって大好きな土曜日はいつだって駆け足で過ぎていく。愉しい時間とはそういうものだ。


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コメント

このセンス私も好きです。意外とありそうでないウインドウのデザイン。暗くなってくるヨーロッパの街なみにこの光は特に映えますよね。東京のとは明かりの明るさが違う気がします。

2013/11/17 (Sun) 22:00 | ineireisan #ZoAvoCE2 | URL | 編集
Re: タイトルなし

ineireisanさん、こんにちは。食料品市場界隈にこのセンスの店。ここだけいつも光っています。私は宝石もゴールドも興味がないのですが、こういったショーウィンドウを眺めるのが大好き。店主のセンスがうかがえます。いつか店主とお話したいものです。
ヨーロッパの灯り。控えめでほっとしますね。

2013/11/17 (Sun) 23:44 | yspringmind #- | URL | 編集

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