白いシャツ

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10月始まりの日。昨日と何が違うでもないのに、大体同じ週なのに、何か違って感じる一日。私にとって新しい月の始まりはいつもこんな風に新鮮な気持ちになる。楽しかった9月。夏の名残のにおいがするペパーミントグリーンのような9月に別れを告げて迎える10月はどんな色に例えたらよいだろう。銀杏のような黄色、ヘーゼルナッツクリームのような色、それとも。と思いながら街を歩いていたら目に入った白いシャツの女性。人々の装いが徐々に黒や鼠色にたどり着きつつあるこの時期に、ぱっと映える白だった。黒い細身のパンツスタイルに真っ白のコットンシャツがあまりにも潔くて、見ていて気分がすっきりした。見ていて気分がすっきりする装い。今まで考えたこともなかったけれど、これは案外素敵なことかもしれないと思った。

と、思い出した。先週末の午後のことだ。Piazza Santo Stefanoで楽しそうに走り回る小さな姉妹。白いTシャツに黒いパンツという小さなこんな可愛い女の子たちには素っ気ないくらいの装いだったけれど、いやいや、それが案外彼女たちの本当の可愛らしさを絶妙に引き立てていて感心した。それにしても彼女たちは何がそんなに楽しいのか、笑顔を絶やすことなくじゃれ合うのだった。遠巻きに若い夫婦が見守っていた。目を細めて嬉しそうに眺めていたが、嬉しくなったのは私も同じ。多分周囲にもまだそんな人が居たに違いない。それにしても潔い白とパンツスタイル。それが自分に合うかどうかは別として、いや、感心、素敵ねえ、と頷く。こんな季節の変わり目は、素敵な装いの人を観察するのも宜しいようだ。


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