友人からの便り

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日の入りが早くなった。しかしそれも夜明けの遅さに比べれば大した問題ではない。早くなったと言ったって、晩の8時まで明るければ上等だ。問題は夜明けの遅さで、暗くてなかなか目が覚めない。目覚まし時計が鳴りベッドから抜け出しても。まるで夜中のような暗さで、さて、時間を間違えてしまったようだ、と言ってもう一度ベッドに潜り込みたくなる。夏が終わっても夏時間が続行するこの時期に、毎年同じようなことを考える。ああ、起きるのが辛い。暗いばかりではない。涼しくて良く眠れるのだ。だからますます起きるのが辛い。9月の小さな悩みである。友人から便りを貰った。便りと言っても電子便りだが、15も年上の友人のメールは、どうもメールらしくなく、やはり便りと呼ぶしかない。友人の便りに書かれていたのは、“後数ヶ月したら従兄弟を訪ねてスイスに行くが、そのときボローニャを訪れる時間を作りたいと思っている。楽しみにしてくれたまえ。” と、こんな具合の内容だった。はっきりしているのはスイスに行くことだけで、具体的に何時だか分からなければ、ボローニャに来るのかどうかも分からない。実に友人らしい便りで、溜息が出た。思うにボローニャは秋にその美しさを発揮する。眩い光と新緑に溢れる春や、コントラストの強い夏よりも、少し淋しげな秋や沈鬱な晩秋が合う。朽ちた壁や寂びれた窓枠でさえも美しく見えるのがボローニャの秋。もうすぐそんな秋がやってくる。友人にそんなボローニャを是非見て貰いたいものである。


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Comment

高兄

yspringmindさん、こんにちは

いつもながら、御話に

こちらの想像力が、膨らみます^^

ボローニャにも、秋がやってきていますね~


京都も、百日紅、萩、秋海棠と

秋の花が咲き乱れて来ましたよ^^

yspringmind

高兄さん、こんにちは。
今年はボローニャに秋風が早く到来しました。酷く暑い夏だったので誰もがほっとしています。京都には秋の花が咲き始めましたか。良いですね。こんな季節に京都を訪れることが出来たらどんなにいいでしょう。
  • URL
  • 2012/09/15 19:11

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