こんな寒い冬の日

Immagine 120 (Small)


2日ぶりに仕事に出掛けた。2日ぶりの外出だった。丘の町ピアノーロはすべてが雪に包まれていて、除雪車が通った道路でさえも雪が分厚く凍り付いていて、何処が車道で何処が歩道か見分けが付かなかった。大きな杉の木の枝は雪の重さに耐えるのが酷く辛そうだった。ボローニャ市内に入れば雪は殆どないに違いないと思っていたが、それは大間違いだった。2日前から路上駐車したままなのだろう、多くの車が雪にすっぽり包まれていて遠くから眺めると大きな白い物体が連なっているように見えた。どれも同じように見えた。何しろ外見はみな白くて丸かった。車の持ち主はどれが自分の車かわかるのだろうか。そんなことを思いながら横を通り過ぎた。思いがけず仕事を2日も休んでしまったので大変忙しい1日だった。窓の外に広がる白い景色を眺める余裕もなければ、走り回る犬にちょっかいを出す暇もなかった。唯一嬉しいのは今日が金曜日であることだ。今週は週休4日。忙しくても仕方が無い。そんなことを考えながら1日を過ごした。結構良い1日だった。ところが相棒のほうは散々な1日だったらしい。朝から仕事場の前に積もった雪掻きに励み、行った先でも雪掻きを頼まれてひと働きしたこと。お礼に美味しい昼食をご馳走になってご機嫌になったが、その後、車を発車しようとしたら凍りついた路面で滑ってしまいタイヤが溝に嵌まって抜け出せなくなってしまったこと。幸運なことに近所の修理工のおじいさんが助けてくれて修理まで無料でしてくれたが、そんなことをしている間に1日が終わってしまったらしくまったく冴えない不完全燃焼の金曜日だったそうだ。彼が情けない気分にあるのは何となく理解できたが、それにしてもあまりに冴えない彼の1日の話を聞いて思わず笑いが零れてしまった。そんな彼の1日も私の1日も終わり。明日は氷のように寒い土曜日になるらしい。そんな日は本。本がいい。いつも土曜日になると外に飛び出してしまう私だけれど、こんな寒い冬の日は、暖かい家の中で紅茶でも頂きながら最近手に入れた本を読んで過ごしてみよう。気に入りの写真集や画集を開いてみるのも良い。こんな寒い冬の日には本と過ごす。そんな土曜日もたまには良い。


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