雪だ。雪が降っている。

Immagine 112 (Small)


そんな午後、部屋の空気を換えようと思ってレース地のカーテンを全開したら雪が降っていた。それも近くの山から流れてきたようなものではなく、直径5cmもありそうな大きな雪片が次から次へと落下してくるのだ。静かな筈だった。雪は辺りの物音をすっかり包み込んでしまうからだ。外を歩く人は居ない。先ほどの車がつけたタイヤの跡を新しい雪があっという間に包み込む。そんな様子を眺めながら私は叫ぶ。子供の頃、家の奥で寛いでいる父や母に報告したように。


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