ボローニャ日常生活

日本の梅雨時のような1日。今日は久し振りに長袖を着た。昨日の雨がボローニャ郊外の丘の町、ピアノーロの空気をすっかり清めてくれたと同時にすっかり冷たくなってしまったからだ。6月なんて素敵な月に風邪など引いてはいられない、と言う訳でちょっと用心して家を出たが、その後何度もこれで良かったのだと頷いた。午前中の酷い雨ときたら。大きな水溜りを更に叩きつけるように雨粒が落ちてきて、高い飛沫を上げていた。雨が嫌いな私だ。この雨の中を歩く必要が無いことを何度も感謝した。その雨はじきに上がったが、湿度が残った。雨に追いやられて逃げ込んだらしい可愛い小鳥が樹の茂みから出てきた。どうやらこの春生まれたばかりの小鳥らしい。なかなか上手く中に舞い上がれず何度も尻餅をつきいたが、何度目かにやっと飛び上がった。嬉しかった。親鳥になったような気持ちになった。もしかしたら何処かで親鳥がその様子をじっと見守っているのかもしれなかった。私が小鳥の近くにいたので出て来れなかったのかもしれなかった。ボローニャ旧市街の真ん中辺りにひとつ気になる店がある。角にあるちょっと感じの良い子供服店。何がそんなに気にいっているのか分からないが、ここに来るといつも足を止めて覗きたくなる。そして道の向こう側に昨年末だかに出来た小さな店も気になる。開店当時からいつも人が一杯である。当初は外にまでお客さんが並んでいて、30分も待った挙句に名前を呼ばれてようやく中に入ることが出来るなんて有様だった。兎に角そんな風にしてでも入りたい店らしかった。その熱が少し治まったらしく最近は外にまで人が溢れていることは無い。店の外のメニュを見てみたらオムレツを中心に振舞う店であることが分かった。それがなかなか手ごろな値段で、成る程、これが人気の理由らしい。店内に居る人たちのテーブルに目を走らせてみると、熱々のオムレツやサラダ、そしてグラスワイン。ちょっと友達同士で気軽な食事に丁度良いといった感じ。と、窓際の小さなテーブルで昼食をとる男の子と呼んでも良いような青年を見つけた。ひとりでワインを頂きながら昼食をとる青年。へえ。此処でひとりの昼食も良さそうだ。何時もはエノテカ・イタリアーナで立ったままの簡単な昼食だけど、今度は此処に来てみようか。案外癖になるかもしれない。そういう訳で来週土曜日の散策中の昼食は此処に決まり。混んでなければ良いけれど。
21時を回った頃、窓の外の暗くなりかけた水色の空に真珠色の細い月を見つけた。何か良い予感のする月。雨と雨の合間に思いがけなく見ることが出来た今晩の月に相棒と白ワインで乾杯した。

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2011/06/09 (Thu) 06:43 | # | | 編集
No title

鍵コメさん、こんばんは。こちら、梅雨の無いボローニャですが今年に限っては梅雨にとてもよく似ている6月です。ボローニャの名を耳にして私を思い出してくださるなんて、嬉しいですね。有難うございます。マイナーだった中規模都市ボローニャも少しずつテレビの話題に上るようになったと知り、照れくさいような気もします。

2011/06/12 (Sun) 01:09 | yspringmind #79D/WHSg | URL | 編集

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